妖狐の瞳に恋をした
「るーちゃんが好きになった人でしょ。大丈夫だよ」

マスターの言葉に、一歩踏み出してみようという気持ちになった。

「はい、アドバイスありがとうございます。彼に私の気持ちを

 言ってみます」

「そうそう、その意気で頑張って。」

「はい」
 
マスターに相談して良かった。

今日、翡翠に聞いてみよう。

デュパンからの帰り道、いつもより足取りは軽くなっていた。


その日、翡翠はいつも通りの時間に帰ってきた。

夕飯を食べ、お風呂にも入り二人でまったりする時間。

ソファーで寛ぐ翡翠に話があると切り出した。
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