妖狐の瞳に恋をした
「じゃあ、祭りに行くか」

「うん!お祭りの場所は近いの?」

「イヤ、山を5つほど超えた向こうだ。」

「エッ!どうやって行くの?車なんてないよねぇ」

「大丈夫だ、ついておいで」

そう言って屋敷の玄関で履物を履くと、庭に向かった。

後ろをついて行くと2m程の高さの赤い鳥居があった。

「ここから先は手を繋ぐよ。祭りに行ってもここに帰って来るまで

 手を離さない事、約束できるか?」

「はい、絶対離しません!」

「じゃあ、行くぞ」

翡翠は私の手をとって赤い鳥居をくぐった
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