妖狐の瞳に恋をした
20:00 バイト終了の時間

電車に乗り2駅で自宅の最寄り駅に着く。

自宅までは徒歩で10分。

2階建ての一軒家が祖母が私に残してくれた家。

祖母との二人暮らしは、贅沢は出来なかったが愛情をいっぱい

与えられ幸せを感じていた。

「ただいま・・・」

真っ暗な家には、もう返事を返してくれる人はいない・・・。

ひとりの淋しさが、水面に一滴の雫を垂らした時のように

静かに心に波紋を広げていく・・・
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