ニーハオ!パンヤオ!
「イェーイ!おいしいご飯をいっぱい食べるぞ〜!!」

柊と光樹がはしゃぎながらメニューを見る。天音は慌てて言った。

「お皿を持って食べたり、物を取るために立つのはいけない。料理のマナーはしっかりして」

中国の食事マナーは、それほど厳しくなくみんなでワイワイ楽しく食べることが基本だそうだ。しかし、日本にはないマナーもある。柊と光樹は何も知らないため、天音はヒヤヒヤしていた。

「固いこと言うなある!楽しく食べるよろし!」

ファリンはそう言い、鬼の店員に次々と料理を頼んだ。

北京料理の定番である北京ダッグや、水餃子。マカロニのように小さくクルリと巻いた麺の猫の耳たぶのスープに、ネギおやきにチャーハンなど、様々な中国料理がテーブルの上に並ぶ。

「うわ〜、うまそう!!」

柊と光樹が目を輝かせ、料理を分け合う。天音もチャーハンを口にした。

「……おいしい……」

「それはよかったある!」

天音の言葉にファリンは笑顔を見せる。
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