ニーハオ!パンヤオ!
楽しく話しながら天音たちは食事を楽しむ。世界三大料理の一つとあって、どの食べ物もおいしい。

デザートのミルクプリンも味わい、天音たちは桃源郷を治めているという神様に会いに行くことになった。



「ここが神様が住んでいらっしゃる場所、ですか?」

天音が緊張した面持ちで訊ねる。ファリンは「そうあるよ!」と頷いた。

天音たちの目の前には、中国の観光地で見たお城よりもさらに立派な建物だ。豪華絢爛な装飾が施されている。

「ここに四人の神様と、桃源郷に力を与えている一番偉い霊獣がいるある」

ファリンの説明を聞きながら、天音はちらりと横に目を向ける。神様と聞いて柊や光樹も緊張しているようだ。

赤い立派な門をくぐる。中国では、赤は縁起のいい色としてめでたい日には赤い衣装を着ると天音は勉強した。日本では結婚式に白が使われるが、中国ではめでたい色ではない。

外見と同じく豪華絢爛な廊下を歩きながら、天音は気になったことを訊ねる。

「どうして兵士などがいないんですか?」

普通、こんな豪華絢爛な城ならば何百人もの兵士が侵入者が来ないように見張っているはずだ。しかし、兵士どころか使用人の姿もない。
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