ニーハオ!パンヤオ!
玄武が訊ね、天音たちは烏龍茶を頼むことにした。青竜はプーアール茶、朱雀と白虎はジャスミン茶を入れる。

軽食として食べたのは、小籠包。中に熱いスープが閉じ込められている料理だ。

「うまそ〜!」

光樹が口に何も考えずに入れ、「アチチッ!!」と言いみんな大笑いをする。

天音は桃源郷のことを、朱雀たちから色々と教えてもらった。

桃源郷は、様々な妖怪や不思議な存在が住んでいる場所だそうだ。その妖怪全てがいい存在ではない。人の世界に悪影響を及ぼすものも存在する。そんな悪い妖怪を監視するのが朱雀たちの仕事らしい。

「まあ、昔よりは仕事は楽になったと思うよ〜」

白虎が言うと、「確かに」と青竜が頷く。

「昔はもっと妖怪たちが暴れ回ってゆっくりお茶する暇もなかったもの」

「やっと平和になったようだな」

遠い昔を懐かしみ、四神たちは桃源郷のことを話す。天音は、この不思議な世界についてもっと知ろうと耳を懸命に傾け続けた。
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