ニーハオ!パンヤオ!
少し恥ずかしそうに言うファリンに、天音はクスリと笑う。

「私でよければ、ファリンさんが満足するまで付き合いますよ」

「ほんとあるか!!」

ファリンは喜び、天音に抱きつく。そして二人は椅子に座り、月餅を食べながら話し始めた。

互いの家族のこと、気になる人のこと、中国や日本のこと、おしゃれのことなどを時間を忘れて話す。

「女の子とお話できるっていいあるね〜」

ファリンが楽しそうに笑った。天音も優しく微笑む。

気がつけば、もう真夜中になっていた。月明かりの照らす静かな夜ーーーとはならなかった。

「助けてください!!四神様!!」

バタバタと数人の足音が聞こえてくる。ファリンは「何かあったあるね」と表情を変えて部屋を飛び出していった。天音も後に続く。

大広間では、すでに人間の姿になった青竜たちとゼエハアと苦しげな呼吸をする妖怪たちがいた。

「四凶が……四凶が街で暴れ回っているのです!!」

妖怪の一人の言葉に、「四凶!?」と四神とファリンが同時に言う。
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