二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
また、異動の時期だ。ウチの会社は景気がよく、県域ごとに分社化している状況だ。各圏域で独自のシステム開発が進んでいるので今度は地方になりそうだ。
大分前になるが、九州出身の俺は一応、次の希望として九州をあげていた。
愛海と別れて2か月九州に異動を命じられた。心機一転、ちょうど良いのかもしれない。それから2年ちょっと、東京出張以外で本部に戻ることなく九州で過ごした。
再び東京に戻ってきたとき俺には恋人はいなかった。というか、愛海と別れて以来、後腐れない女と何人かそういう関係にはなったが恋人として付き合った人はいない。
愛海はその後、どうなっただろう。島田と一緒にいるのだろうか。泣かされてないだろうか。愛海に対する気持ち、まだ好きかと聞かれれば、まあ、好きだろう。だけど、それ以上に、幸せに過ごしていてほしい、と願う気持ちが大きい。