二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
「眼鏡の男の子、彼氏でしょ?」
唐突に東山さんが言い出した。
「・・・はい?」
眼鏡・・・誰だ?なんだっけ?眼鏡の人と最近この辺り歩いたりしたっけ??東山さんが何を言い出したのかわからず、パニックになり声がでない。
「パソコンの中に、夏休み?旅行の写真がフォルダに入ってた。
4人の旅行だって言ってたよね。男二人と、女の子、と、愛海。眼鏡の男の子とくっついてたから。後の二人がカップルでダブルデートだったんでしょ?」
あー・・・そういうことか。何を言い出すのかと思えば、びっくりした。眼鏡の男の子は大野くんだ。大野くんは写真をとるときだけやたらくっつく。奈緒美ちゃんと写真をとるときも腰を抱いたりしていた。
ただ、奈緒美ちゃんと大野君はのツーショットは私のカメラにはなかっただけだ。そもそも大野君彼女いるし。
他人がみるとそう見えるのか。以後気をつけよう。
「ちがうよ。彼氏じゃない」
っていうか、彼氏って?私の彼氏はあなたでしょ!?とつっこみたいところだけど、
東山さんは私を彼女と思ってない??二番目は彼女ではなく、セフレ?彼女だと思っていたのは私だけ?そういうこと?なんてこった。
「いやいや、彼氏じゃなきゃあんな写真とらないでしょ~もう一人の男の子とは撮ってなかったし」
東山さんにしては、かなりテンション高くつっこまれる。