二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】

今日は島田さんは同期の飲み会だと言っていた。週末だし、今日は私の部屋には来ないで、自宅へ帰ると言っていた。私も今日はクミちゃんからのお誘いで、一緒に夕食を食べることになっている。

昼休み、午後からのレビューの準備で会議室へ入るとすでに島田さんの同期の方たちが雑談をしながら準備を始めててくれた。

「お疲れ様です」

と挨拶しながら、私も椅子を並べ替える。

すると、
「今日の飲み会、島田の彼女も来るらしいよ」

!島田の彼女?私・・・?・・・誘われてないけど。どういうこと??

「あ、来るんだ。俺、一回あったことあるんだよね。スラっと背が高くてきれいな人だよ。顔はね、あ、町村さんに似てるかも!」

と急に私の名前がでてきた。私に似ている、島田の彼女・・・ってことは私ではない、島田の彼女。

嘘でしょ。

「‥‥島田さんの彼女?と私、似てるんですか?」


「うん。雰囲気とか目とか。島田、町村さんとも仲いいよね。大丈夫?口説かれてない?」

「・・島田さんの彼女・・さんって、会社の方ですか?」

「ううん。学生時代からの付き合いだって。」

どうやら私ではない彼女が本当にいるらしい。

全然気づかなかった。

東山さんと一緒でまた私は二番目か・・・。

東山さんはちゃんと最初に話してくれたけど、島田さんは内緒の二股。ただ、それだけの差だけど、騙されてた感がハンパない。

島田さんは今日は午後から外出だ。携帯もつながらないだろう。っていうか、電話で軽々しく話せる内容ではない。週末、会えるか?会って話さないと。

まずは今夜、クミちゃんに相談に乗ってもらおう。そういえば、クミちゃんも大事な話があるって言ってたな。なんだろう。

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