二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
島田さんのご実家に着き、島田さんに車の中で待つように言われて待っていると

奥さんが
「呼んでるから」と私を呼びに来た。

私が入ると、私の姿を見た島田さんのお母さんが泣き出し

「申し訳ありません」と奥さんさんたちに土下座した。その姿を見た奥さんと奥さんのお母さんも、同時に泣き出した。


それからの時間は、修羅場だった。
知らなかったとはいえ、不倫して相手の家族に踏み込まれそのまま実家に連れていかれ質問攻めにあい・・・

最後に奥さんのお父様から

「離婚になると思います。娘とも話しますが、もう娘をあなたたちのところには置いておけません。それから、彼女、町村さんは娘の存在を知らなかった、と言っていましたが、それが本当なのかも含め、もう一度整理させていただきたい。自分は関係ない、ということではないということを、分かっていてほしい」

あなたのやっていることは、不倫だ、と言っているのだ。普通なら、訴えられてもおかしくない。

私は‥‥深々と頭を下げるしかなかった。

島田さんの車で部屋まで送ってもらい、島田さんは話し合いのために新居のマンションへ帰って行った。当然のことながら、一人暮らしをしていた独身寮はとっくに退去しているようだ。
送ってもらう車中でちゃんと離婚するから、信じてまっていてほしい、と何度も言われた。今日も、話し合いをしてから、ここに戻ってくると言っていた。

どうしたらいいんだろう。
話し合いの最後に奥さんのお父さんに言われた言葉が頭によぎる。もし、訴えられたとしたら、会社、両親にも迷惑をかけるかもしれない。

両親には話しておいたほうがいいだろう。。意を決して実家に電話をすることにした。
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