二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
隣の席にいた後輩の堀君が
「大丈夫ですか?何かトラブルですか?」
と声をかけてくる。
ヤバい…このままだと泣いてしまう、と思った私は、堀君にしばらく席をはずす、と言い、トイレへ走る。
涙が床にポタポタと落ち嗚咽が漏れる。先に中にいた、隣の担当の1つ上の先輩がギョっとしたように近寄ってきて
「!!どうした?具合悪い?」
「いえ。」
「・・・・・大丈夫?話なら、聞くけど」
と声をかけてくれるけど、とてもじゃないけど、他人に話せる内容じゃない。まずは、今夜、ちゃんと奥さんと話さないと。