二度目は本物の恋をしよう【番外編追加】
クミちゃんと久しぶりの食事
奥さんに踏み込まれたときからの話を全部聞いてもらう。
あまりのことに、クミちゃんもしばらく声が出ない。
「それにしても、島田さん、相当だね。」
「うん。信じてきたけど、もう無理だよね。こんなに修羅場になっても、離婚しない、私とは続けるなんて、できると思ってるのかな。」
「そりゃ、自分が悪者になりたくないから奥さんとはそのまま結婚生活続けてたままがいいんだよね。でも愛海とも別れたくないし。。で、次に好きな人ができたら、またその子に手を出すんじゃない?好きな人に永遠に手を出し続ける人なんだよ」
「疲れた・・・」
「どんだけの期間、振り回されてるのよ。奥さんに踏み込まれるなんて、人生のなかで経験する人そういないよ。」
「奥さんのお母さんも言ってた。ドラマじゃあるまいし、まさか自分がこんなことするなんてって」
「愛海さあ、島田さんとの結婚とか、考えてるわけ?それこそ、愛海のお父さんが許さないよ。この先、お父さんの関係者とかで愛海に縁談とか来たときさ、今回のこととか調べられたら結構痛手だよ」
「縁談なんて・・・」
「例えば、の話だよ。このまま島田といてもいいことなんて一つもないからもうやめて」
クミちゃんももはや呼び捨てだ・・・。