real feel
俺のことはまひろの『彼氏』として認めてくれてるってことだよな?

『あの2人にはとっくに彼女がいたみたいだから、私の取り越し苦労だったようね。とにかく、まひろの彼氏が佐伯さんで良かった。という訳だから、許可します。返品不可となっておりますので、よろしくお願いします!』

返品って……。
返せって言われても、返すつもりないけど。

『私とあかりは宮本家にお泊りなの。私のシフトだったから、まひろが帰って来るなら晩御飯どうしようかって思ってたから逆に助かったわ!あ、一旦家によってあの子にお泊りの用意をさせてあげてちょうだいね。女の子はね、男には分からない大事なものがいろいろあるのよ。あ、それから、最後にこれだけは言っておきたいんだけど。ひとつだけ、約束してくれるかしら?』

「……約束、ですか」

何を約束させられるんだろう。
まさか、外泊の許可を出しておきながら……。
さっきコンビニで買ったばかりのアレ、今日は出番ないのか?

「俺にできることだったら、なんでも。で、約束とは?」

『避妊だけは怠らないでね。面倒がらないできちんとしてちょうだい。これは大事なことよ。どうしても、それだけは守って欲しいの。もし、まひろが妊娠するなんてことにでもなったら、佐伯さんとまひろの結婚は認められない。そのときは別れてもらいますから。まだ結婚の意思も確認していないのに、先走ってごめんなさい』

「いいえ。真剣に付き合うって事は、先の事ももちろん考えています。俺はまひろさんと結婚を前提に付き合ってるつもりですので、約束はなんとしてでも守ります」

『ありがとう。分かってくれて嬉しいわ。では今夜はまひろのことをどうぞよろしくお願いします』

……という訳で、まひろの母さんとの約束を守らなければいけない。
まひろとの結婚を望んでいる俺にとっては、避妊は絶対条件なんだ。

この約束や、俺たちの将来についても話さなければいけない時が来たんだな。
先日のまひろの両親から聞いた話も………。

俺とまひろの未来計画のために。


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