First Snow
「ううん、美桜の素敵なドレス姿も見れたし、今もこうやって楽しく過ごしてるから大丈夫だよ」
新婦に気を遣わせてしまうなんて…なんて友人だ。
「俺もここいーい?」
「翔太郎くん…?」
「純花ちゃんと輝が高校の先輩後輩だって聞いてちょっと思うことがあったから話してみたいことがあったんだよねー」
2つ分のグラスを手に持った翔太郎くんが目の前に現れて、ここと目線で私と美桜が座る前のソファーを見た。
どうぞ、と言ってなぜか本日の主役2人が目の前に座る形となる。
なんだろう?と首を傾げると、翔太郎くんはわざとらしい咳払いをして私を見た。
「純花ちゃんさー……もしかして、輝と高校時代なんかあった?」
「………なんか、とは」
「いや、アイツね…普通にモテるのにさ高校の時の彼女に申し訳ないとか言って今の今まで彼女作ったことなくて、俺心配なんだよね」
……高校の時付き合った彼女に、申し訳ない?
それって私のこと?
でも待って、高校時代からもう6、7年経ってるよ?
「そう、なんだ…でも私は別に何も…」
「それがさ?なんで申し訳ないのかって聞いたら自分から好きになったのに自分が耐えられなくなってフッたことが申し訳ないんだって」
まるで、全てお見通し。とでも言うかのように翔太郎くんは話をやめない。
美桜も黙って隣で聞いているだけ。