First Snow

“翔太郎&美桜Happy Wedding”とウェディングパーティーに集まった人々は見たところ親しい友人や仲の良い会社関係者といったところだろうか。

貸切となった広いバーに集まったのはざっと50人くらい。

挙式の時点で100人規模の盛大な結婚式だとは思っていたが二次会でもこんなに集まるなら貸切が妥当か…なんて関心してしまう。


『皆さんこの後もゲーム大会あったりするんで盛り上がって行きましょー!!!』

『イエーイ!!』



披露宴で飲んだお酒で出来上がってる人たちが今回二次会の進行役を務めるようだ。

テンションも高いし見たことのない人たち。新郎の友人かな?




「ねぇ…あの人…」

「うん、カッコいい!あとで声かけてみようよ」

「えー恥ずかしい」

「もうこういうところでしか出会えないじゃん……!」



茜を含め私の友人たちはどうやら新郎の友人たちとお近づきになるべくコソコソと作戦を練っている。

結婚式って身元のわかった安全な出会いの場だもんね。

そりゃ彼氏がいなきゃそういう出会いも欲しくなるものか…


乾杯グラスに残ってたシャンパンを一気に喉に流し込むと横からツンツンと茜が私の肩を突っついた。


「ねぇ純花、去年別れた彼氏以降なんも浮ついた話聞かないけど最近どうなの?」

「どうって…何もないけど」

「じゃあさ!純花もあの集団に一緒に声掛けに行こうよ?!」



あの集団、と指差す方向は新郎側の友人たちが集まる席。
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