欲しがりな幼なじみ
わたしにはあんなに冷たいのに、
由良くん、クラスの女の子達には気さくに笑いかけるじゃない。
仲良さそうに話すし、冗談だって言うじゃない。
……わたしは、由良くんの幼なじみなのに。
長い時間、由良くんと一緒にいたのはわたしなのに。
どうして、こんな風になってしまったんだろう。
「結佳は、由良くんに好かれたいの?」
「好かれたいっていうか……前みたいに戻りたいだけだよ」
一緒に帰ったり、話したり、冗談言って笑い合いたいだけだよ。
そう言うと、志保は小さく笑った。
「由良くんは、戻りたくないんじゃないかな」
「……どうして?わたしのことが嫌いだから?」