【完】俺様彼氏は、甘く噛みつく。
「っプ! 天才!」
肩を震わせて笑うルイちゃん。
あたしもその上出来な湯飲みについ噴き出しちゃった。
だって湯飲みの模様がナイキなんだもん。
「シュールなんだって……っ、なんなの今宵の彼氏!」
ルイちゃんと笑っているうちにチャイムが鳴った。
「あ! 着替えてないのに!」
「ひぃーっ、こんなツボってるときにおいてかないでぇ!」
と叫ぶルイちゃんに謝りながら廊下を走った。
ちょっと遅刻しちゃったけど、駆くんの作品見れてよかった。
面白かったし、なんだかすごく愛しかった。
パンっと一つ、書道室に手を叩く音が響いた。そして先生が宣告する。
「じゃあ今日は予定通り書道パフォーマンスをしますね」
ついに来てしまったこの授業。
あたしの思っていた書道って、今までの授業みたいにただひたすら個人的に習字をするだけだと思っていたのに。
はぁ……気が重い。
肩を震わせて笑うルイちゃん。
あたしもその上出来な湯飲みについ噴き出しちゃった。
だって湯飲みの模様がナイキなんだもん。
「シュールなんだって……っ、なんなの今宵の彼氏!」
ルイちゃんと笑っているうちにチャイムが鳴った。
「あ! 着替えてないのに!」
「ひぃーっ、こんなツボってるときにおいてかないでぇ!」
と叫ぶルイちゃんに謝りながら廊下を走った。
ちょっと遅刻しちゃったけど、駆くんの作品見れてよかった。
面白かったし、なんだかすごく愛しかった。
パンっと一つ、書道室に手を叩く音が響いた。そして先生が宣告する。
「じゃあ今日は予定通り書道パフォーマンスをしますね」
ついに来てしまったこの授業。
あたしの思っていた書道って、今までの授業みたいにただひたすら個人的に習字をするだけだと思っていたのに。
はぁ……気が重い。