【完】俺様彼氏は、甘く噛みつく。
ドキドキなんてものじゃない。


全身熱いよ……っ!



あたしを押さえつける駆くんの制服が湿っていく。



「ねぇ……濡れちゃうよ。駆くん……」



ちらっと見上げた駆くんの上目遣いにどきっとした。



「えろ……。まじで食いてぇ。なんだよこの罰ゲーム……」



熱のこもった目と、視線が絡む。



「……っ」


唇に、唇を押し付けられた。


少し乱暴なくらい激しい。


クラクラする。


「……舌、出して」


艶っぽい声に逆らうこともしなかった。


駆くんの制服が濡れることなんて、もう頭にもなくなるくらい、夢中でキスした。


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