完璧人間サマは私に夢中。

「お待たせしました。

 いちごのトゥンカロンです。」


「ありがと〜!

 あ、ねぇ。一緒に写真撮っていい?」


「え?あ、はい。」


お店のブースから出てイケメンさんの方へ。



スマホの持ち方からして、自撮りをするみたい。


隣に立つと、ぐっと肩を引き寄せられた。



何で引き寄せるんだろう…?


別に引き寄せなくても写ると思うんだけど…。




「撮るよ〜!はい、チー…」

「撮りません。やめてください。」


イケメンさんが持つスマホが誰かの手によって下に下ろされる。



って、レオ先パイ?


真剣な表情で謎のイケメンをじっと見ている。




「え〜、ひどいなぁ。

 写真禁止じゃないでしょ?」


「写真は禁止していませんが、

 生徒への過剰なスキンシップは禁止させて頂いてます。

 早く兎羽から手を離してください。」



「え〜?でもこの子、嫌がってないよ?」


「年上で男の貴方に引き寄せられたら

 抵抗なんてできないでしょう。」


2人のイケメンが見つめ合いながら言い合いをしている。



それが原因なのか、周りに人が集まり始めた。





私は2人の言い合いなんて耳に入らず、周りの目が気になって気になってたまらない。







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