完璧人間サマは私に夢中。

「ごめんなさい。

 私のことは忘れてください。」


顔を上げてレオ先パイの視線と目線を一瞬だけ絡ませる。



「さようなら。」



私はこの一言だけを投げかけて、逃げるようにマンションの中へと走った。







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