完璧人間サマは私に夢中。

文化祭の振替休日に、凛ちゃんの部屋へ行って全てを話した。



私の気持ちも、何があってどうしたのかも。




さすがにレオ先パイには感情がないだとか、人の感情を読み取るのが上手いだとかのプライバシーに関わることは伏せたけど。




凛ちゃんは言葉に詰まる私に優しく笑って頑張ったねって言ってくれた。




これで…、レオ先パイのことは忘れるんだ…。


私のことは忘れてください、なんて言ったんだから私もレオ先パイのことを忘れなきゃ。





そう思って気を張り詰めた日々を送っていたけど、そもそも文化祭の1週間後にはテストがあるため、生徒会に行かなくて済んだ。




生徒会に行かなければ学年も違うレオ先パイに会うなんてこともなくて。



ある意味、ちょうどいい頭の切り替え期間だと開き直ってテスト勉強をした。





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