完璧人間サマは私に夢中。

レオ先パイの説明が終わって、大体の仕事内容を理解することができた。



全体としては学校祭準備が主で、他には来月ある体育祭の補佐、夏休み中に開かれる生徒会フォーラムの準備及び参加など生徒会に入ってなければ知らなかったであろう仕事があった。



書記の最初の仕事は生徒会役員の自己紹介を載せた生徒会報の作成。


生徒会報はクラスに1枚配られて掲示されるらしい。




「今日は文化祭の担当決めをしようと思う。」


「…んで?

 どーせある程度仕事決めてきたんだろ?」


マサ先パイが気だるげに言う。



決めてきた…?


どういうことだろう。




「マサは有志企画、リンが生徒会企画、

 リヒトが作品展、ユートは掲示監督だな。」


「ほいほーい。」


え、担当決めをするんじゃないの?


もう決まってるじゃんか。



「ふふっ。

 兎羽、そんなにかわいい反応しないで。」


「なっ!?

 してませんよ!?」


「は…?何?

 お前らそーゆー関係?」


あぁ…!


ユート先パイが誤解しちゃう!



「違います!」



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