COFFEE & LOVE―秘書課の恋愛事情―

『よかったね、理央』

その沈黙をいち早く破ったのは優香だった。
優香は理央をまっすぐに見つめると優しく微笑んだ。

何かと理央と過ごす時間が長い優香は、とりわけ彼女を心配していたのだろう。
それが表れているような優しい笑顔。

『…優香…

スマイルぅぅぅぅう』

理央は勢いよく立ち上がって優香の方へ駆け寄ると、その肩に腕を絡める。
いつもなら(わずら)わしそうにその腕をあしらおうとするけれど、今日は素直にそれを受け入れた。

それに気付くと、理央は嬉しそうに抱き締めなおす。

『素直な優香先輩も、萌えっ!』

『UNOしましょう』

『って無視ー!!』

テンポの良い二人のやり取りは酔いのせいで、いつもよりキレがよかったのだろう。
その隣で花緒がまたもや吹き出した。
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