素直になれない夏の終わり
「で、どうする?麺にかけるとしたら、うどんかそばか中華麺かスパゲティだね。なっちゃんの好みの麺を明日買ってくるよ」
それはつまり、明日も津田が来ると言うことで、夏歩はもの言いたげに津田を見る。
それに気づいた津田に「なに?」と聞かれたので、「……明日も来るんだ」と呟くように答えてみる。
「嬉しい?」
と聞かれたので
「全然。むしろ鬱陶しい」
と夏歩は返した。「全く、なっちゃんは」と津田は苦笑する。
「さてと、じゃあ話を戻すけど、どうする?ちなみに、うどんとかそばは言わずもがなだけど、カレースパゲティってのも結構いけたよ。ラーメンには、まだかけてみたことない」
さあ、どうする!と楽しげな津田をしばらく眺め、手元の皿に一旦視線を落として、また津田を見る。
「せっかくだし、カレーラーメンに挑戦してみる?」
迷うような夏歩の視線を受けて、津田が問う。