その少女は夢を見る


山南「とりあえず、部屋は一つ残っていたはずなので、そこで暮らしてください。」



山南様のその一言で会議?は終わり、各々が解散をする。



誰かと同じ部屋じゃなくてよかった…着替えとか色々大変そうだもんね。



沖田「部屋分からないでしょ?連れてってあげる。」



『え、ありが、』



斎藤「俺も行こう。」



『…ありがとうございます?』



何で二人で…と思いながらも見ると、沖田様は笑顔で、斎藤様は無表情で、何となく火花を散らせている感じがする。



あの、そんなに僕って気に入る場面ありましたかね。



斎藤「部屋は俺の隣だ。」



沖田「一くん、僕の隣でもあるからね?」



『あー、お二人の間って事ですね。』



そう言ってくれれば言い合いにはならないでしょ。



…ていうか身長二人とも高くないですか?



その間に挟まれると僕が小さく見えるの何でですか?



いや平均なんですけどこれでも(怒)



斎藤「…最初は誰の小姓から始めるんだ?」



『んー、土方様、沖田様、斎藤様、が組の順番的にも丁度良くないですか?』



そう言えば、不服そうな顔をする斎藤様と微妙な顔をする沖田様。



沖田「二番目かー。」



斎藤「…最後…。」



『そもそもあなた方に少しでも気に入られている現状が分からないです、ガチ目に刀振るえないんですけどそんな僕の何処が良い。』



そう言いながら頭を抱えていると、どうやらお部屋についたらしく。



沖田「ついちゃったか…じゃ、また後でね。」



『出来れば数日ほどはお会いしたくない桜宮。』



斎藤「またな、少しでも体を休めるように。」



『斎藤様かっこいいんですけど惚れました、衆道じゃないです。』



沖田「対応の違いね。」



弄られそうなんだもん、僕弄る専だもん。



いやあのすみません、僕SじゃないですNですN。



< 30 / 50 >

この作品をシェア

pagetop