一途な執事と甘いティータイム



「あれ?外静かになったね」



「あ、本当だ」



美菜子に言われて窓の外に耳を傾けると、話し声は聞こえるもののキャーキャーという甲高い声は無くなっていた。



恐らくそれは、騒がしくなっていた原因の張本人である大河がそこから姿を消しているせい。



一体どこへ行ったんだろう?



まさかサボり?



いや、チャラくて大嫌いなアイツだけどさすがにサボるような人じゃないか。



まぁ、静かになったなら集中して作業もしやすい。



そう思ったのもつかの間。



だんだんと廊下が騒がしくなってくる。



これはもしや……



その声はどんどん大きくなってきて、私の予想は的中。



大河が教室に戻ってきたらしい。



ずっと来なくていいのに……というのは同じクラスになってしまった以上無理な話なんだけど。


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