何度だって、君を好きだと言うよ
「星愛ーー!
遊ぼう」

「ふーくん」

この子は、いとこの颯馬

私と兄にしか懐いていない。

きっとこの子にもわかるんだろうな、私が愛されてないことに。

「ふーくん、おばさん好き?」

「星愛のママ?」

「そうよ」

「ぼくは嫌い、だって星愛おばさんの話ししてるときとても悲しそうだから星愛は笑ってるほうがいいもん」

「そっか、ありがとう」

「よし、遊ぼう」

「うん」

「星愛!」

「うわっ」

「星愛どんくさいちゃんととれよ」


近くの公園でサッカーをしていると

ふーくんのボールを止めることできなくてそのまま後ろに転がって取りに行くと

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