明治禁断身ごもり婚~駆け落ち懐妊秘夜~
苦しくてたまらないが、ずっとこうしていたいという相反した感情に支配され、たくましい腕をギュッとつかんでいた。
「八重。俺を見て」
ずっと目を閉じて悶えていたからか促されてゆっくり目を開くと、彼の艶やかな眼差しにつかまりそらせなくなる。
「八重を抱いているのは俺だ。俺がお前を幸せにする」
あぁ、そうだ。
私は一番好きな人にまっさらな体を捧げられたのだ。
彼に抱かれている喜びを一生忘れないでいよう。
「信吾、さん。ずっとおそばに……」
「もちろんだ」
伸びあがって口づけをせがむと、熱い唇が重なった。
彼の肩からするりと浴衣が落ちたあとは、ふたりとも一糸まとわぬ姿で乱れに乱れた。
恥ずかしくてたまらないが、声が漏れるのを止められない。
「あぁぁ、んぁっ……」
「八重、好きだ」
「わた、しも……」
彼との行為に傾注し、ただただ幸せを感じていた。