私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
3年ぶりのレオ。



レオはしっかりと私の方を見る。



私も負けじと目を見返す。



『チナツ』



『話すことは無いわ。
そこを退いてレオ。』



『っ、』



レオは顔をゆがめるだけて
何かを言う気配も退く気配もない。



ほんとに意気地無し。



『退く気がないならいい』



そう言って後ろを向く。



少し遠くなるけど違う出口に向かう。



『チナツ!』



『.....なに。』



レオの方を顔だけ向ける。



戻る気は無い。



『その、済まなかった。』



『何が』



『お前の高校生活を
俺なんかに費やしさせて。


俺が、お前の時間を奪っていた。』



カッ!と血が上る。



ガツガツと音を立ててレオに近づく。



下を向いているレオは気付かない。



『その、ほんとに、すまな』



かった。と言う前にレオを思いってきり
後ろに押す。



予想してなかった衝撃にレオが後ろに倒れる。



『チナツ?なに.....』



『ふざけないで!!!!


私の高校生活をあなたに費やした!?!?
あなたになんか私の時間をあげてないわ!!
私が決めてレオのそばにいたのよ!!


約1年近く全てあなたに捧げたのは
私の意思!!!


あなたなんかが
私の時間を使えると思わないで!!!』



『っ、』



レオの驚いた顔が目の前で歪んでいく。



あぁ、泣くなんてなんて情けない。



でも、止まらない。



線が外れた言葉は止まらないし
袋がいっぱいになった涙は溢れ出す。
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