私の彼は世界一の有名人。〜世界トプ選手との恋愛事情〜
『久しぶりだね。』



『そういうカインは代表落ちたの?
よかったわね。』



カインが入ってきた事で
驚いて私の腕を離したのを見逃さずに
腕をとる。



カインの横をすり抜けて部屋を出る。



追いかけてきているのはカインだけだ。



『代表落ちなんて、
俺がそんな事なるはずないだろ』



『じゃあ、なんでここにいるのよ
ニュージーランド代表は下よ』



『今日はお休み』



『そう、ならホテルに戻りなさい』



『チナツに会いたくて』



『私は会いたくない』



『えー?
3年ぶりだぜ?
感動の再会を』



『しない』



『そりゃ残念。』



肩をすくめてカインが止まる。



やっと諦めた?



『チナツ』



『なに』



出口の扉に手をかける。



『4人とも代表には内定して、
今日出場しないのは俺とレオだ。』



『は?』



扉が開く。



そこには、



すごく見知った顔がいて



今1番会いたくない顔で



今1番、



再会したい人で



急いで自分の方に扉を引く。



それは無駄な抵抗とばかりに
軽く元に戻される。



やはり、



そこに居たのは



『レオ。』



『じゃーね、チナツ。
後は2人で話し合いなよ』



カインの足跡が遠くなっていく。



あぁ、会いたくない(会いたかった)
< 175 / 191 >

この作品をシェア

pagetop