愛は惜しみなく与う②
こんなことなる前は
東堂の金は使い尽くしてやれ!と思ってたから、気にせずに使ってた
簡単に言えばお小遣い!と言うよりも、手ぎれ金のように、月に大量にお金もらって、それで生活していた。
金は渡すし、そのかわり東堂に関わるなと。
そんな感じであたしは生活していた
やし、この歳になってようやく…働き出した
「あたしの分は出すよ?」
「じゃあ次来た時な」
泉はよく、次の時にって言うけど、いつも出してくれる。
やしまぁ、家の事や、世話関係はしてあげたい
今度の旅行は、蕪木組からプレゼントらしい。
この前泉がゴトウさんに電話していたのを聞いた。
『今回の件、あいつらに報酬とかいらねーし、みんなで旅行行くから、金出せよ』
新手のカツアゲかな?って思った
『え?みんなだよ、みんな。あぁ、それでいい。全部請求そっちに出すから』
あの件…泉の家が落ち着いて、蕪木組のみんなは、とても喜んでくれていたらしい。
ぱぱちんもちゃんと治療受けることになったし、ゴトウさんがずっと、報酬を渡したいって言っていたらしい