【放浪恋愛】まりなの日記

【兼業でも、主婦には向かないアタシ…】

5月20日・くもり

アタシとあいつが結婚生活を始めてから10日目になりましたが、結婚生活が破綻する危機にひんしていました。

アタシは、1日の大部分をバイトに充てていたので、家にいて主婦業をする時間なんてゼンゼンありませんでした。

それなのに、義母はアタシに『どうして家のことができないのかしらね!!何のためにけいぞうと結婚したのかしら!?』とアタシにいちゃもんつけてくる…

そのたびに義母と嫁姑間のひどい大ゲンカを起こしてしまう…

その後、義母は決まってアタシのいてへんところで『どうしてけいぞうには恐ろしい嫁さんしかいないのかしら~こんなことだったら○○ちゃん(けいぞうさんが結婚したかったこいびとさんの名前だと思う)と結婚させるべきだったわ…』とか『お母さん、心臓がドキドキするのよ…まりなさん…怖い。』と口にしてはった…

この日の朝のことやけど、アタシは義母に代わって朝ごはんを作ってはったけど、おつゆのダシの取り方が気に入らん言うてアタシにイチャモンをつけてきた…

「まりなさん!!何ですかこのダシの取り方は!?アタシが教えたこととゼンゼン違うじゃないのよ!!」

義母のひとことでブチ切れてしまったアタシは『あのね!!アタシをナマクラ(なまけもの)みたいに言わんといてくれるかしら!!』と怒鳴り返したった…

義母と怒鳴り合いの大ゲンカをしたあげくに、アタシは赤茶色のバッグを持って義母に対して『そんなにアタシが料理を作るのがイヤならが、アタシは台所のことはせえへんけん!!』と怒鳴り付けたあと、バイトに出かけるのであった…

アタシは、料理をすることも含めて主婦業に全く向かない性分であります。

自分の洗濯物はコインランドリーで洗濯して、部屋の掃除は最低限のことはでけるけど、料理は全くでけん…

…と言うアタシ

せやけん、結婚せえへん方がよかった…と言うことでありました。

このまま、あいつと結婚生活を続けていたら…

アタシは、あいつの家に殺されてしまうかもしれへん…
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