【放浪恋愛】まりなの日記

【保証人?なんのこといよんかしら】

9月26日・はれ

8月28日から昨日(25日)までの間は何かと忙しい日々が続いていたので、この日に市役所に離婚届を出しに行った…

市役所の戸籍係りに離婚届を提出したけど、職員から『保証人の欄が空欄になっていますので受理できません。』と言われたけん、頭がちんぷんかんぷんになってしもた…

アタシは、すごく困っていたので離婚届を持って戒田さんに会いに行った…

戒田さんは、保証人の欄に署名と捺印をした…

けど、夜になって急に都合が悪くなったと言うて、アタシがバイトをしているローソンにやって来た…

アタシと戒田さんは、ローソンの事務所で話し合いをしていたけど、意見の喰い違いから言い合いになってしもた…

「イヤ!!アタシはあいつと離婚すると言うてはるのに、何で今ごろになって話し合えと言うのかしら!?」
「何でって言われても…まりなさんとけいぞうさんのことが心配になっているから、もう一度だけでも話し合ってみてはと提案を出しただけなのだよぉ…」
「今さら遅いねん!!アタシ!!明日朝イチで市役所に離婚届を出しに行くから!!」
「だから、1日だけでもいいから待ってくれないかな?」
「イヤや!!断るわ!!あんたね!!一体アタシにどないしてほしいと言うてはるのかしら!!マザコン野郎のあいつとやり直せと命令してはるのかしら!?」
「そう言うこともふくめて話し合ってみては…」
「あのね!!虫ケラ以下のマザコン野郎のあいつはね!!アタシに暴力をふるったのよ!!DV魔の男は話が通じへんから、話し合いをしてもムダなのよ!!」

アタシと戒田さんは、ああでもないこうでもないと言い合いになった末に、話し合いがこじれてしもた…

それから一時間後に、戒田さんはアタシに電話をかけてきた…

戒田さんはアタシに『けいぞうさんともう一度だけでもいいから話し合ってほしい。』と命令口調で言うたけん、アタシはあいつの家に戻った…

せやけど、その時にあいつはグーでアタシの顔を激しい力を込めてどつきまわしていた…

あいつからグーで顔をどつかれたアタシは、顔に80針を縫う大ケガを負ってしもた…

戒田さんは、その事を聞いてもうお手上げと言うたけん、アタシとあいつの離婚のジダンに出たけど、アタシは話し合いを拒否して再び旅に出た…

(それから6ヶ月後、けいぞうさんが事故で亡くなったことからまりなはけいぞうさんの生命保険の死亡保証金1億円を受け取った…結局まりなは、再び水商売に出戻ってしまいました。)
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