クールなオオカミの過剰な溺愛






その日は3限目に体育があった。


今は女子がサッカーで男子がバスケである。

サッカーは球技の中でも特に苦手だから私にとったら結構きつい時間だった。


それでも何とか乗り切ることができ、私と凛花は制服に着替えるため更衣室へと向かう。


「あー、本当に疲れた」
「凛花はサッカーできる人だからいいじゃんか」


運動神経の良い凛花は基本的に何でもできる。
そのためサッカーもうまい。

それに比べて私は不器用で下手くそである。



「千紗も始めに比べてだいぶ上手くなってるでしょ」
「それでも空振りする時あるよ」

シュートする時とか特に空振りしやすいのだから恥ずかしい。


あの空振りした時に気まずそうにされる空気が何より耐えられない。

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