クールなオオカミの過剰な溺愛



本気で煌哉に教えてもらおうかと考えていたけれど、もうすぐで定期テストがある。

さすがにそう多く教えてもらうのは悪い。



「やっぱりいいや、授業内でなんとかする」

「えー、なんでよ。
東條なら快く受け入れてくれると思うけど」


前までの私なら簡単に頼んでいたかもしれない。
けれど今は状況が違う。

教えてもらう代わりにキスさせろとかなんとか言われたらどうするんだ。


今の彼はオオカミのように危険な人だ。
いつ噛み付いてくるかわからない。


「とにかくいいの!
それに体育よりテストのが大事だから」

「あー、そっちを東條に教えてもらうのか」
「まあ、一応…」


正直悩んでいた。

勉強を教えてもらうということは、つまり密室空間の部屋でふたりきりになるということである。

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