クールなオオカミの過剰な溺愛
「そんな怒るなよ」
「私だって一応女なんだからね!
女扱いしてくれてもいいじゃんか」
いつもいつもバカにしてきて。
きっと女だと思われていないのだろうけれど。
「……千紗、ほら桃のアイス。
これぐらいなら食べ切れるだろ?」
やっぱり煌哉は話をスルーして、私の目の前に桃のアイスを差し出してきた。
本当に煌哉は都合のいいように持っていくんだから。
「食べないのか?」
「うー、食べるけど…」
ここはアイスに免じて私が折れるしかないと思い、差し出されたアイスを受け取ってまた頬張った。
けれどもちろん冷たいわけで。
どう頑張ろうともやはり口をパクパクしてしまう。
「…ふっ、千紗って本当……」
そんな私を見て今にも笑い出しそうな煌哉。
我慢してるけれど、今はまだ笑いを堪えているけれど。