クールなオオカミの過剰な溺愛
「ふんっ、煌哉なんて大嫌い!」
なんて言ってそっぽを向いてやれば、なぜか頭に手を置かれてしまう。
「怒るなよ。
いちいち反応がかわいいから困るこっちの身にもなれ」
「絶対に嘘!もう知らない」
桃のアイスを全部食べ切った私は、チョコのカップアイスを煌哉に返した。
「千紗、待てよ」
先に歩いてやろうと思えば、腕を掴まれてしまい。
振り払おうにしても振り払えない。
煌哉の力には敵わないのだ。
「まだ何か?」
「俺が悪かったから、もうそんなに怒るなよ」
「……っ」
少し屈んで、私を下から覗き込む彼。
その角度は本当にずるい。
普段は私を見下ろしている煌哉が、今は私を見上げているのだ。