クールなオオカミの過剰な溺愛



「煌哉、お待たせ!」

リビングで着替え終わるとお茶を入れたコップをふたつ持ち、部屋へと戻る。


「はい、これ飲み物ね」

折りたたみ式のテーブルの上にコップふたつを置く。

いつもはテーブルを折りたたんで隅に置いているのだが、煌哉が来た時には必ず出している。


煌哉もそれをわかっているようで、私が着替えているうちにテーブルを用意してくれていたようだ。


「テーブル、出してくれてありがとう」
「ああ。千紗も飲み物用意してくれてありがとうな」

「ううん、これぐらい当たり前だよ。
ちょっと待ってて、お菓子も持ってくる!」


勉強を教えてくれるのだからもてなさないと。

そう思った私は、お菓子だけでなく冷蔵庫に入れてあるチョコレートも出すことにした。

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