クールなオオカミの過剰な溺愛
「まあ頑張れよ、回避できるといいな」
「すごい人ごとだね…」
「当たり前だろ。
俺には関係ないからな」
もちろんそうなのだけれど…冷たい人。
いや、勉強を教えてくれてるから冷たいだなんて言えないが。
「もー、絶対煌哉を超えてやる!」
一度ぐらい煌哉に勝ちたい。
もちろん無理だけれど。
「はいはい、頑張れ」
「そうやってバカにする…」
勉強に疲れたから横になりたかったのと、拗ねたフリもしたかったから自分のベッドへと移動した私。
うつ伏せになって勢いよくそこにダイブした。
「寝るのか?」
「寝ない、けど…」
「拗ねたって事実なんだしいいことないぞ」
煌哉はベッドにもたれる形で私に近づき、ポンと頭に手を置かれる。
これでご機嫌とりをしようとするのは、もうわかりきっていることだ。