愛することに正解はない【完】



「もちろん。ありがとうね、凛音。」



行ってきますと言って天が出ていったあとの扉をしばらく見つめる。



おめでとうは0時ピッタリに言った。


「人生で一番嬉しいおめでとうだよ」と返してくれた天にわたしの方が嬉しくなってしまった。




そんなことを考えながら、出かける支度をする。



付き合ってから、私のふとしたときに考えることの半分以上を天が占めている。



わたしって、こんなに乙女な性格してたっけなぁ。



準備が出来てスマホを確認すると、ちょうど今日買い物に付き合ってくれる涼太からマンションの前についたとメッセージが来ていた。



そういえば、涼太と会うのは久しぶりだなぁ。


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