愛することに正解はない【完】


「ごめん…」


「いや、そんな真に受けんなって!」



しょーがねぇよ。付き合ってばっかりなんだからイチャつきたいのは分かる。



そう言ってニヤニヤする涼太がなんとなく、ちょっとウザかったので軽く殴っといた。




「おいっ!やめろよ!事故るだろーが!」




「ごめんごめん」



本気で焦る涼太を見ながら、今度は私がケラケラ笑う。




そんなこんな、楽しいドライブを20分くらいして辿り着いた大きめのショピングモール。




「おっ、コレとかいいんじゃねぇの?」



数件のお店を回って何件目かのお店で、そう言ってピアスを指す涼太。




青みがかった紫の石がついたシルバーのそのピアスは天にピッタリだった。
< 14 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop