愛することに正解はない【完】



「決めた!コレにする!」



そう言って即決する。



「おいおい、まじかよ?!もっと他のものは見なくてもいーのか?」



あまりにも、早く即決してしまった私に涼太は驚きながら本当にいいのかと聞いてくる。



だって、一目惚れしたんだもん。



ピアスならいつでも身につけられるし、このデザインは天にぴったりだ。




うだうだと他のものと悩むより、一目見ていいと思ったものを買うべきだ。




そうやって言うと涼太は納得して、このピアスの良さを言い出す。


「いやぁ、俺も最初から天にはこれだと思ってたんだよなぁ」



「考え直せとか言ってたのは誰よ!」



「あれはあれだよ、うん。」



上手い言葉が見つからなかったのか濁しながら自己完結させる涼太に笑ってしまう。

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