大人の女に手を出さないで下さい
蒼士は思いもつかなかった言葉に愕然とした。
初対面でいいなと好感を持つことはあったけども、一目惚れだなんて生まれてこの方経験したことが無い。
でも…
思い返してみると、梨香子に逢ってからの蒼士はそわそわと落ち着かなく、梨香子にもう一度会いたいと今日も店に行ってしまい、男と楽しそうに談笑してるのを見てもやもやとしたものが胸に立ち込めて話しかけることもできずに立ち去ってしまった。
その後も気になって気になって仕方がなくて仕事も身が入らなかった。
ずっと胸が落ち着かなくて一人酒でも飲んで気を落ち着かせようとふらりと目に入ったこのバーに入ったのだが…。
口元を覆い考え事をする蒼士をすーっと細目で観察していたトミちゃんは自分のビールを一口飲んでしみじみと語り出した。
「ふーん、違うんだ。な~んだ、やっとリカちゃんにも二度目の春が来たと思ったんだけど」
「二度目の春…ですか?」
「そう。リカちゃんバツイチでね、可愛い娘ちゃんがいるんだけど離婚して早10年、恋する暇も無く女手一つで育児と店を切り盛りしてきたの。おかげで逞しくなっちゃっていい子なのにぜんっぜん男っ気なくてね。そんな時にツクヨミさんに人生ががらりと変わる出会いがあるって言われたの。その日の内に蒼士くんと出合ったでしょ?もうこれは運命に違いないっ!て思ったのよ!そしたら今日も蒼士くん来てるしリカちゃんの事気にしてる様子だし、間違いないと確信したんだけどなあ~。でも違うのかあ、じゃあ、今日来た元倉さんが運命の相手ってこと〜?」
トミちゃんは顎に人差し指を着き可愛い仕草で考えを巡らせている。
初対面でいいなと好感を持つことはあったけども、一目惚れだなんて生まれてこの方経験したことが無い。
でも…
思い返してみると、梨香子に逢ってからの蒼士はそわそわと落ち着かなく、梨香子にもう一度会いたいと今日も店に行ってしまい、男と楽しそうに談笑してるのを見てもやもやとしたものが胸に立ち込めて話しかけることもできずに立ち去ってしまった。
その後も気になって気になって仕方がなくて仕事も身が入らなかった。
ずっと胸が落ち着かなくて一人酒でも飲んで気を落ち着かせようとふらりと目に入ったこのバーに入ったのだが…。
口元を覆い考え事をする蒼士をすーっと細目で観察していたトミちゃんは自分のビールを一口飲んでしみじみと語り出した。
「ふーん、違うんだ。な~んだ、やっとリカちゃんにも二度目の春が来たと思ったんだけど」
「二度目の春…ですか?」
「そう。リカちゃんバツイチでね、可愛い娘ちゃんがいるんだけど離婚して早10年、恋する暇も無く女手一つで育児と店を切り盛りしてきたの。おかげで逞しくなっちゃっていい子なのにぜんっぜん男っ気なくてね。そんな時にツクヨミさんに人生ががらりと変わる出会いがあるって言われたの。その日の内に蒼士くんと出合ったでしょ?もうこれは運命に違いないっ!て思ったのよ!そしたら今日も蒼士くん来てるしリカちゃんの事気にしてる様子だし、間違いないと確信したんだけどなあ~。でも違うのかあ、じゃあ、今日来た元倉さんが運命の相手ってこと〜?」
トミちゃんは顎に人差し指を着き可愛い仕草で考えを巡らせている。