大人の女に手を出さないで下さい
「え?リカちゃんが抱かせてくれない!?」
「ちょ…!トミちゃん!声が大きい!」
慌ててトミちゃんの口を塞ぐ蒼士を隣の男が嘲るように笑う。
「ふん、既に愛想突かされたんじゃないのか?」
「ちょっと、それはないから。あんたに言われたかないよ」
蒼士が不機嫌に睨む相手は梨香子の元夫の速水英隆。
ここはあの意味深な視線を送ってくるマスターがいるトミちゃん行きつけのバー。
そこに集まるは蒼士にトミちゃんに英隆。
何とも奇妙な組み合わせである。
仕事で関わるようになった英隆とはなぜか時々飲みに行く仲になった。
英隆は梨香子の事で意見をぶつけ合った後からプライベートでは容赦なく皮肉を言ってくる。
蒼士も負けじと言い返すのだが仲が良いのか悪いのか?
そこにたまにトミちゃんが参戦してくるのだ。
「え?え?蒼士くん達付き合ってからどれくらい経った?」
「…2カ月経ったかな…」
梨香子にプロポーズしたのは12月に入る前、あれから恋人たちにとって最大のイベントであるクリスマスも正月もとうに過ぎてしまった。
その間に何度もデートもしたしクリスマス前に英梨紗と3人で過ごし、翌日のイブでは英梨紗も彼氏とデートということで仕事の後に二人で食事もした。
梨香子に送ったクリスマスプレゼントのネックレスは気に入ってくれてるようでいつも身に着けているし、梨香子からは爽やかな香りのルームフレグランスとキーホルダー。とても気に入っていて雑貨屋らしいチョイスにさすがだなと思う。
年末は実家に帰るという梨香子たちと一緒にご両親に挨拶もしてこんな梨香子を貰ってくれるなんてと感激されて手厚くもてなされた。
梨香子はいつも幸せそうで優しく蒼士を見つめキスもする。婚約者として付き合いは順調のはず……。なんだけども……
「初々しい高校生じゃあるまいし、2カ月も何も無しっておかしいわねえ…」
「…あんまり落ち込むようなこと言わないでくれる?」
くくくっとまた横で忍び笑いしている英隆を睨んで蒼士はビールを一気に飲み干した。
「ちょ…!トミちゃん!声が大きい!」
慌ててトミちゃんの口を塞ぐ蒼士を隣の男が嘲るように笑う。
「ふん、既に愛想突かされたんじゃないのか?」
「ちょっと、それはないから。あんたに言われたかないよ」
蒼士が不機嫌に睨む相手は梨香子の元夫の速水英隆。
ここはあの意味深な視線を送ってくるマスターがいるトミちゃん行きつけのバー。
そこに集まるは蒼士にトミちゃんに英隆。
何とも奇妙な組み合わせである。
仕事で関わるようになった英隆とはなぜか時々飲みに行く仲になった。
英隆は梨香子の事で意見をぶつけ合った後からプライベートでは容赦なく皮肉を言ってくる。
蒼士も負けじと言い返すのだが仲が良いのか悪いのか?
そこにたまにトミちゃんが参戦してくるのだ。
「え?え?蒼士くん達付き合ってからどれくらい経った?」
「…2カ月経ったかな…」
梨香子にプロポーズしたのは12月に入る前、あれから恋人たちにとって最大のイベントであるクリスマスも正月もとうに過ぎてしまった。
その間に何度もデートもしたしクリスマス前に英梨紗と3人で過ごし、翌日のイブでは英梨紗も彼氏とデートということで仕事の後に二人で食事もした。
梨香子に送ったクリスマスプレゼントのネックレスは気に入ってくれてるようでいつも身に着けているし、梨香子からは爽やかな香りのルームフレグランスとキーホルダー。とても気に入っていて雑貨屋らしいチョイスにさすがだなと思う。
年末は実家に帰るという梨香子たちと一緒にご両親に挨拶もしてこんな梨香子を貰ってくれるなんてと感激されて手厚くもてなされた。
梨香子はいつも幸せそうで優しく蒼士を見つめキスもする。婚約者として付き合いは順調のはず……。なんだけども……
「初々しい高校生じゃあるまいし、2カ月も何も無しっておかしいわねえ…」
「…あんまり落ち込むようなこと言わないでくれる?」
くくくっとまた横で忍び笑いしている英隆を睨んで蒼士はビールを一気に飲み干した。