大人の女に手を出さないで下さい
夜にはだいぶ梨香子の体調も戻ってきてホッとしたのもつかの間。
食事も済ませホテルの一室に戻った梨香子はベッドに貼り付けにされていた。

「そ、蒼士くん…?」

「だめだ梨香子さん…一度抱いてしまったら、タガが外れたように欲しくて欲しくて堪らない…」

ちょっともうあんなにしたから当分いいと思ってる梨香子は昼間は普通だったのに急に豹変して欲情を見せる蒼士に辟易していた。

「ちょ、ちょっと落ち着こう蒼士く…」

言い終わる前に唇を塞がれ舌を絡め取られ梨香子は身動きが取れない。
蒼士の想いに応えたいとは思うけど、身体はまだきついし明日は早いし今日はゆっくり寝たい!

「ん!んん〜!」

訴えたくても蒼士は聞く耳持たずに服を巻くし開け手が忍び込んで来る。
渾身の力を振り絞り胸を押すと一旦離れた蒼士に見降ろされ、梨香子はまるで獰猛なヘビに睨まれたカエルのような気分だった。
再び迫られ梨香子は堪らないと手足をバタつかせて暴れた。
とにかく一旦離れて蒼士を落ち着かせたい。

「蒼士くん!ちょっとまっ…!」

「うっ!?」

「え…?」

蒼士は蹲りベッドから滑り落ちた。

「ちょっ!蒼士くん!?」

梨香子は慌てて蒼士を見るとうずくまったまま痛みをこらえるように固まっていた。
どうやら暴れた梨香子の脚が蒼士の股間に当たったらしい。

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