大人の女に手を出さないで下さい
「それでいつまた倒れるかと思ったら会社の為に後継者を立てなくてはと思ってね。社内から選んでも良かったのだがやはり息子に継いでほしいと思って呼び戻したんですよ」
「そうなんですね」
敏明は人間ドックでは特に病気は見つからなかったそうだが、今後のことを考えるといつまで元気に働けるか不安になった。
そんなとき、後継者をと社内からも声が上がり熟考した上で蒼士が一番相応しいと敏明は思ったそうだ。
「蒼士は初め証券会社を辞めたくないと渋っていたんだがなんとか説き伏せて来てもらった。しかし嫌嫌なのが傍目から見てもわかって心配しててね。でも、ある時から心を入れ替えた様にやる気を出して毎日悪戦苦闘しながらも楽しそうに働いてますよ」
「ああ、良かったですね。どういう心境の変化ですかね?」
梨香子は相槌を打って良かった良かったと頷いた。
「きっと、国永さんのお陰でしょう」
「えっ?私ですか?」
話が自分に振られて梨香子は瞬きを何度もして驚いた。
そんな梨香子を見て敏明はクスリと笑う。
「ええ、毎日早く帰りたいと一生懸命ですよ。暇を見つけてはプティビルに通ってるようだし目的があってメリハリ付けて仕事をするのは以外と効率がいいものですよ」
「!っぷっ」
「そうなんですね」
敏明は人間ドックでは特に病気は見つからなかったそうだが、今後のことを考えるといつまで元気に働けるか不安になった。
そんなとき、後継者をと社内からも声が上がり熟考した上で蒼士が一番相応しいと敏明は思ったそうだ。
「蒼士は初め証券会社を辞めたくないと渋っていたんだがなんとか説き伏せて来てもらった。しかし嫌嫌なのが傍目から見てもわかって心配しててね。でも、ある時から心を入れ替えた様にやる気を出して毎日悪戦苦闘しながらも楽しそうに働いてますよ」
「ああ、良かったですね。どういう心境の変化ですかね?」
梨香子は相槌を打って良かった良かったと頷いた。
「きっと、国永さんのお陰でしょう」
「えっ?私ですか?」
話が自分に振られて梨香子は瞬きを何度もして驚いた。
そんな梨香子を見て敏明はクスリと笑う。
「ええ、毎日早く帰りたいと一生懸命ですよ。暇を見つけてはプティビルに通ってるようだし目的があってメリハリ付けて仕事をするのは以外と効率がいいものですよ」
「!っぷっ」