大人の女に手を出さないで下さい
翌日、蒼士と会うことになったけどいつも如く英梨紗とトミちゃん付きで蒼士はガッカリしていた。お互いあの日の事を問いただす事もなく、終始トミちゃんと英梨紗にからかわれふてくされる蒼士を見て梨香子は笑っていた。
帰りに腕を組みながら歩く英梨紗とトミちゃんの後ろを梨香子と蒼士が歩いていると、フッと手を握られた。
「…何?蒼士くん」
この手はなんだ?と言いたげな視線を手と蒼士に交互に向けた。
「お互いを知るには触れ合いも大事だと思って」
そう言って蒼士は指を絡めてくる。
前の二人はちらりとこちらを見たくせに何も言わずに前を向き話に盛り上がっていた。
気付かないフリをする二人に、わざとらしいのよまったく…と、梨香子は思いつつも蒼士の手の温もりが心地良くてほどく事はしなかった。
近付いた肩同士が当たると忘れていたふわふわとした感情が蘇ってくるようで懐かしいとさえ思ってしまう。
これはハマると危険なやつだ、とわかってるのに居心地良くて離せない。
梨香子はせめて甘い顔を向けてるだろう蒼士の顔を見ないように俯いていた。
帰りに腕を組みながら歩く英梨紗とトミちゃんの後ろを梨香子と蒼士が歩いていると、フッと手を握られた。
「…何?蒼士くん」
この手はなんだ?と言いたげな視線を手と蒼士に交互に向けた。
「お互いを知るには触れ合いも大事だと思って」
そう言って蒼士は指を絡めてくる。
前の二人はちらりとこちらを見たくせに何も言わずに前を向き話に盛り上がっていた。
気付かないフリをする二人に、わざとらしいのよまったく…と、梨香子は思いつつも蒼士の手の温もりが心地良くてほどく事はしなかった。
近付いた肩同士が当たると忘れていたふわふわとした感情が蘇ってくるようで懐かしいとさえ思ってしまう。
これはハマると危険なやつだ、とわかってるのに居心地良くて離せない。
梨香子はせめて甘い顔を向けてるだろう蒼士の顔を見ないように俯いていた。