大人の女に手を出さないで下さい
「でもママかなり年上だよ?あたしもいるし…。蒼士くんの周りには若くて美人さんがいっぱいいるのにどうして?」

「え?歳なんて関係ないよ。他の誰でもない梨香子さんがいいんだ。それに英梨紗ちゃんの事も大事に思ってる」

真剣に答えてくれる蒼士が本気でママの事が好きなんだと改めて思えて嬉しくなる。
それに英梨紗の事も邪険にしない優しい蒼士に英梨紗は感動してしまった。

「ありがとう蒼士くん。早くママが好きになってくれるといいね」

「はは…そうだね。努力するよ」

未だにいい返事を貰えていない蒼士は苦笑い。ふと、気になったことを思い出した。

「英梨紗ちゃん、君こそ初めて会った時から俺の事認めてくれてたよね?それはどうして?」

「トミちゃんが…蒼士くんならママを幸せにしてくれるって言うから」

「トミちゃんが?随分信用してるんだね?」

英梨紗もしかり男女の間柄だが親友と豪語するほど梨香子とトミちゃんは仲が良い。
蒼士が嫉妬してしまうほど信頼関係があるのは知っているがトミちゃんの言うことを鵜呑みにするなんてそこまでとは思わなかった。

「ママってあれでも結構モテるんだ。あたしが小さかった頃はよく誘われてたってトミちゃんが言ってた」

「あ…そう…」

梨香子のモテる話など聞かされると思ってなくて蒼士は顔が引きつった。

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