大人の女に手を出さないで下さい
英梨紗が困ったという顔で言い淀んでいるのをニコニコと見ている敏明にこれは長居しそうだと蒼士は仕事があるだろうと無理やり追い出し廊下に突き出した。
「酷いな蒼士は、一人で英梨紗ちゃんを独り占めしようとは」
と、話の途中で追い出されてしまった敏明がブツブツと文句を言っている。
「あ、まさか…お前、国永さんから若い英梨紗ちゃんに乗り換えようとか思ってるのか?」
「何馬鹿なこと言ってんだよ!んなわけあるか!」
コソコソと蒼士だけに聞こえるように女子高生相手は犯罪だぞ〜と白い目で見てくる敏明に呆れて蒼士は睨み返した。
「冗談でもそういうこと言うなよ。梨香子さんと英梨紗ちゃんに失礼だ」
「おや、これは冗談が過ぎたかな?お前が変な気を起こさないか心配しただけなんだが」
「そんな心配無用だ」
「ならいいんだ。軽率な行動は慎むようにな」
そう言って敏明は眉根を寄せて睨む蒼士に満足したような顔で頷きやっと社長室に戻って行った。
「騒がしくて悪かったね」
「ううん」
ずっとソファーの前で立ち尽くしてた英梨紗は声をかけると首を横に振ってホッとしたように座り直した。
蒼士はその様子を見ながらデスクに戻る。
「親父とは面識あるんだろう?何でそんな固くなってるの?」
「え?だってママと一緒にいるときに挨拶したくらいだし、それにほら、いかにも社長って感じで威厳があるというか恐れ多いというか…」
「そうか?俺にしたらただの狸親父なんだけどな」
俺には最初からくん呼ばわりで下に見られてたような気がするが…とブツブツと蒼士はパソコンを見ながら呟いている。
「蒼士くんの事はトミちゃんから色々聞いてたし、ママにあしらわれてるのも知ってるから。敬意の前にもっと頑張れ!って思っちゃって。親しみやすいと思ってるのよ?これでも」
「はは…情けないな俺…」
ニコニコ言ってくる英梨紗に蒼士は苦笑いしか出なかった。
「酷いな蒼士は、一人で英梨紗ちゃんを独り占めしようとは」
と、話の途中で追い出されてしまった敏明がブツブツと文句を言っている。
「あ、まさか…お前、国永さんから若い英梨紗ちゃんに乗り換えようとか思ってるのか?」
「何馬鹿なこと言ってんだよ!んなわけあるか!」
コソコソと蒼士だけに聞こえるように女子高生相手は犯罪だぞ〜と白い目で見てくる敏明に呆れて蒼士は睨み返した。
「冗談でもそういうこと言うなよ。梨香子さんと英梨紗ちゃんに失礼だ」
「おや、これは冗談が過ぎたかな?お前が変な気を起こさないか心配しただけなんだが」
「そんな心配無用だ」
「ならいいんだ。軽率な行動は慎むようにな」
そう言って敏明は眉根を寄せて睨む蒼士に満足したような顔で頷きやっと社長室に戻って行った。
「騒がしくて悪かったね」
「ううん」
ずっとソファーの前で立ち尽くしてた英梨紗は声をかけると首を横に振ってホッとしたように座り直した。
蒼士はその様子を見ながらデスクに戻る。
「親父とは面識あるんだろう?何でそんな固くなってるの?」
「え?だってママと一緒にいるときに挨拶したくらいだし、それにほら、いかにも社長って感じで威厳があるというか恐れ多いというか…」
「そうか?俺にしたらただの狸親父なんだけどな」
俺には最初からくん呼ばわりで下に見られてたような気がするが…とブツブツと蒼士はパソコンを見ながら呟いている。
「蒼士くんの事はトミちゃんから色々聞いてたし、ママにあしらわれてるのも知ってるから。敬意の前にもっと頑張れ!って思っちゃって。親しみやすいと思ってるのよ?これでも」
「はは…情けないな俺…」
ニコニコ言ってくる英梨紗に蒼士は苦笑いしか出なかった。